ここ最近大型のショッピングモールが続々と誕生しています。
ひとつの場所で様々な店舗が集まっており、我々消費者からするととても便利な空間ですよね。
ところで大型ショッピングモールを巡っているとあることに気づきませんか?
ふと思い返してみて下さい。大型ショッピングモールの形状がゆるやかなカーブを描いているんです。あまり意識したことがないという人もいれば、言われてみればそうだなと感じる人もいるでしょう。
中にはなんとなく疑問に思っていた人もいるかもしれません。
実はこれにはちゃんとした理由があるそうなんです。
実際に大型ショッピングモールでお買い物をする際に長いモール内を歩きますよね?
真っ直ぐな直線の場合、奥の方まですべて見渡すことが出来ます。
その場合、「長い」「遠い」などと無意識に思ってしまいます。
そこでゆるやかなカーブを描くことによって、先が見えなくなります。
モール内を歩く人にとっては次々と新しいお店が目に入り、新鮮さと楽しさを演出することができ、飽きのこないショッピングが出来るということらしいです。
また、先の方まで見えてしまうと、目的のお店に意識が行ってしまい、すぐ近くにある店舗への意識が薄れて見逃してしまうということもあるでしょう。
真っ直ぐなショッピングモールを作る方がコストは削減できます。曲線を描くとそれだけコストが跳ね上がるのですが、それでも曲線にする方が、消費者を飽きさせず、楽しい場所だという意識を植え付けることができるのです。
また、各店舗への入店率も上がり、最終的には全体的な売上アップにも繋がるというわけなんです。
確かに大型のショッピングモールを歩いていると、次々とお店が見えてくるので楽しいですよね。ゆるやかなカーブを描くことでそう思わせてくれるんです。何気ないところにも戦略や工夫が隠れているショッピングモール。
今度大型ショッピングモールに行く機会があれば、少し意識してショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか?